野球大好き女性審判第1号

大和田 正子さんの新聞掲載記事を紹介します。
小柄な体が選手のプレーに合わせて機敏に動き「アウト」「セーフ」とコールするさわやかな声。8月に行われた関東大会で、審判員の紅一点を発見した。埼玉県支部の大和田正子さん。全国29支部に1200人いる審判でたった1人の女性だ。

「アンパイアになって丸1年。去年の関東大会がスタートだったんです。最初は女はダメだといわれましてね。それは差別だと思って頑張ってお願いしました」という彼女のそばで、同支部の横山易備審判部判副部長は「今年春に大阪で行われた大会にも招待されたほどです。最初は塁審から始めてもらい、いまでは主審もやってもらっています」と、その上達ぶりを認めた。年齢を聞くのは失礼とは知りながら、そっと尋ねると「48歳です。」という返事。「でも、こうして審判を務めているとポジションについたとき、責任の重大さを痛感しますね。その緊張が心身を若返らせるのにつながればいいんですが・・・」というが、その表情はとても若々しい。体重は教えてもらえなかったが、かなりスマートになったという。まさに美容と健康に最適。

息子の一人さん(現在東洋大1年生)が野球をやっていたころは、手伝いに、応援にと大忙しだったが、卒団したあとはポッカリと心に穴が開いたよう。「やはり自分は野球が好きなんだ。よし、審判に挑戦しよう」と思いたち、同支部所属、埼京ドリームズの代表でもあるご主人の友一さんに相談。「そんなにやりたいなら頑張ってみなさい」との言葉で、講習を受け”女性アンパイア第1号”となった。

女性ということでのプラス面を質問すると、「ええ、みなさん非常によくして下さいますが、逆にちょっとしたことでもアピールがかかったりしますね。もういい加減にしてよ、と思うときも・・・・。」とポツリ。
それでもいったんグラウンドに立てば「男と思ってもらっていいという気持ちでやっています」と頼もしい言葉が飛び出したが、すぐにやさしい笑顔をのぞかせた。

埼京ボーイズ・大和田友一代表(正子さんのご主人)
「女性の審判としてはいい方だと思いますが、男性と比べるとまだまだ。でも、だいぶかっこうはついてきましたけどね。あとはルールの勉強をもう少ししないといけないので、私がいろいろ教えています。アウト、セーフのコールには文句言えませんが、ルールに関して監督からきびしく詰め寄られた場合、それにしっかり受け答え出来ないと審判としては失格ですからね。本人は美容にいいといっているようですが、私から見てそう体型が変わったとは思えませんが・・・」


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